競馬場の設備その他
競馬場には電光掲示板や大型映像装置が設置されています。こうした装置は、観客の便利で快適な競馬観戦を約束するものです。各レースの出走馬や騎手名、オッズを表示するオッズ板と呼ばれる装置や、或いはレースの模様や競馬場の各箇所の模様を映像で流す大型映像装置などがそれですが、それらが競馬場に導入されてから、競馬場における競馬観戦の環境は劇的に変わったと言われています。
そうした観客の競馬観戦をより快適なものにする、観客にとっては便利で有り難い装置がもう一つあります。それが着順掲示板です。
競馬をごらんになった方はお分かりですが、競馬のレースはその途中で馬の順位やレース展開がめまぐるしく変化します。馬の走る速度が速い上に、競馬場のコースは位置によってはスタンドから見えにくくなっているため、レース途中の順位がわかりづらくなることがあります。また特にゴール前の最後の直線では1位を争うべく、多くの馬がスパートを駆け、激しい攻防が繰り広げられると共に、場合によってはほぼ同時のタイミングで数頭の馬がゴールに飛び込みます。こうした状況では果たしてどの馬が何着でゴールに入ったのか、肉眼では殆ど確認できません。
こうした悩みを解消するべく、競馬場に設置されているのが着順掲示板です。これは文字通り馬の着順を表示するものですが、レース走行中も作動していて、その間先頭の3頭の順位を馬番号で表示しています。そしてレースが終わると、最終段階での上位5頭の着順が馬番号によって表示されます。またその5着までの馬の、それぞれの間隔もハナ差、クビ差、2馬身差等といった具合に表示されます。
中央競馬の主要な幾つかの競馬場では、順位が確定した時点で「確定」の表示が出て、着順表示の点滅が止まります。ですがゴール前の順位確定やレース途中の反則行為の有無の確認など、レース結果に関して審議が必要な場合は、「審議」の表示が出て、着順が点滅で表示されます。「審議」ランプが灯って着順表示が点滅になっているときは着順はまだ確定ではないので、競馬場内の観客もどこか不安な様子で着順掲示板を見て、順位の確定を待っています。そして「確定」のランプが灯って着順が確定すると、場内がわっとざわめき、ここで馬券が当たったか外れたかの、悲喜こもごもが入り混じります。
CHECK!!
特に大きなレースの場合、レースが終わった後の観客の興奮とその余韻はなかなか冷めることがありません。大きなレースをものにした馬と騎手とがしばらくウイニングランをして観客の声援に応えることもあります。このときの騎手の晴れやかな表情がとても印象的です。レースが大きな重賞レースの場合、着順が確定した後、優勝した馬の表彰式が行われます。この表彰式には優勝した馬とそれに騎乗した騎手は勿論、馬の馬主や調教師、厩舎員、牧場関係者も出席し表彰を受けます。この表彰式が行われる場所ウイナーズサークルとも呼ばれます。また表彰式以外にも各種のイベントで使われることもあります。